アメリカのボーディングスクールのメリットと注意点まとめ

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はじめに

アメリカのボーディングスクールの主要なところとしてはザ・タフトスクール、ザ・ヒルスクール、ザ・ホチキススクール、ザ・ローレンスビルスクール、ザ・ルーミスチャフィー・スクール、セントポールズスクール、チョートローズマリーホール、ディアフィールドアカデミー、フィリップスアカデミー、フィリップスエクセターアカデミーがあります。アメリカ国内で歴史と伝統のある名門校といえます。この10校のことをザ・テン・スクールズともいわれています。

ボーディングスクールへ留学する2つの主な目的は、世界に通用するリーダーとなること、そして、世界中の選りすぐりのエリートとつながること、であることから、アメリカのザ・テン・スクールズに入学できると、「世界の選りすぐりのエリートとつながる」メリットはあります。ただ、注意点もあります。

ザ・タフトスクール

タフトスクールは1890年創立のアメリカでも名門のボーディングスクールで田舎の自然の中にあります。100以上もあるカリキュラムの中から好きな授業を選んで勉強していきます。大学進学に力を入れています。アメリカの一流大学以上の敷地と設備があるようで学ぶ方には最適の環境です。卒業生にはノーベル生理学賞などを受賞した方もいます。生徒数は600名程度で男女比は同数程度となっています。

ザ・ヒルスクール

ヒルスクールは1851年創設の歴史のあるボーディングスクールで10スクールの中でも最も小規模のスクールと言われています。コネの入学者が多くいる・服装などの拘束が厳しいなどが他よりも顕著になっています。あのトランプ大統領の息子さんもこのスクールの卒業生です。ヒルスクールはずっと男子校だったのですが20年ほど前から女子生徒が少しずつ入学するようになってきています。

ザ・ホチキススクール

ホチキススクールは1891年の設立で中国人留学生を積極的に受け入れています。中国との結びつきの強いスクールとなっています。アメリカの駐中大使の外交官の2割以上の方はこのスクールと聞いています。中国だけでなくマレーシアなどのアジア圏にパイプのあるスクールといえます。

ザ・ローレンスビルスクール

ローレンスビルスクールは1810年とさらに歴史のあるボーディングスクールです。生徒数800名とボーディングスクールの中でも規模の大きい方です。日本人も全体の1%ほどが在籍しています。世界中の有名大学への進学をする方が多くなっています。敷地が広大なのでスポーツや課外活動なども盛んなスクールとなっています。

ザ・ルーミスチャフィー・スクール

ルーミスチャフィー・スクールは1874年に設立されたボーディングスクールで留学生の割合が10%以下と外国人には成績面も含めて入学のハードルのかなり高いスクールとなっています。ただ10スクールの中では大学の進学実績は上位の方ではないようです。有名大学への進学を一番の目的にしているご家族の方には注意が必要かもしれません。元気でのびのびしたお子さんを育てるにはいい環境といえそうです。

セントポールズスクール

セントポールズスクールは1856年に設立されたボーディングスクールでクリケットやアイスホッケーの有名なスクールです。スカッシュなども盛んなようでスポーツを通して強い人間を育てていきたいというスクールなのかなという気がします。最初は男子校でしたが50年ほど前から女子も入学できるようになりました。

チョートローズマリーホール

チョートローズマリーホールは1890年に設立されたローズマリー・ホール・スクールという女子校と1896年に設立されたチョート・スクールという男子校が1973年に合併してできたボーディングスクールです。東大合格者数日本一の開成高校などとの交流もあって近年は日本の留学生を入学させていく方向で頑張っているスクールです。日本人でアメリカのボーディングスクールを目指したい方には検討をしても良いのかなという気がします。

ディアフィールドアカデミー

ディアフィールドアカデミーは1797年に設立されたボーディングスクールで施設も大学並みに整っています。少人数制できめ細かな指導を行っていきます。ドイツや南アフリカなどの海外に留学できるプログラムもあります。ボストン郊外にあって都会と自然に恵まれた広大な敷地を持ったスクールです。全米の上位大学への進学する方が大半なので進学実績は高い方といえます。授業時間は朝8時から午後3時くらいでその後は放課後の部活動と日本の中学校に近い時間割となっています。

フィリップスアカデミー

フィリップスアカデミーは1778年とかなり歴史と伝統のあるボーディングスクールです。生徒1200名と大規模のスクールなのですが1クラス数名程度の少人数制を採っています。大学進学前の授業なども含めた多くのカリキュラムがあるのが特徴です。勉強もハードなものが多く部活動も盛んでかなり忙しいスクールライフになりそうです。進学実績も10スクールの中でも1・2位を争うほどで真剣に学業に取り組みたいという方でないと脱落しかねないスクールといえます。

フィリップスエクセターアカデミー

フィリップスエクセターアカデミーは1781年に設立されたボーディングスクールで伝統と格式を重視しています。校則も厳しめでこの面は日本に似たところもあるのかなという気がします。ただ数学の授業では正答が1つではないというユニークな指導も採用しているところで生徒にも受けがいいようです。多くの先生との交流を大事にしていくところから各学期ごとに担任の先生が変わります。コミュニケーションをつけるには最適ですね。厳しさとユニークなところの両面を持った魅力的なスクールといえます。

まとめ

アメリカ国内で歴史と伝統のあるボーディングスクール(ザ・テン・スクールズ)をご紹介しました。ボーディングスクールへ留学する2つの主な目的は、人間的に大きく成長すること、そして、世界中の高い志を持つ同世代との人脈を築くこと、であることから、アメリカのザ・テン・スクールズに入学できると、「世界中の高い志を持つ同世代とつながる」メリットはあります。

もちらん、ザ・テン・スクール以外でも世界中の高い志を持つ同世代とつながれます。

より大きな成果を手に入れたい方へ

留学中に、より大きな成果を手に入れたい方は、留学前の日本にいる間に、

  1. 海外のボーディングスクールで、リーダーシップを発揮できる力を身に付ける
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という2点の準備をしておけば、何の心配もなく、日本を飛び立つことができます。

それに、日本で出来る事は日本で済ませておけば、留学中の期間は「その国でしか出来ない体験」により多くの時間を割けるようになり、留学中に得られる価値を何倍にもすることができますので、絶対にオススメです。

絶対にオススメです・・・というより、教え子たちには、出来るだけこの状態になってから留学できるように指導しております。

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ボーディングスクール入学前も留学中も、オンライン家庭教師

代表・大貫裕史プロフィール

人財育成の専門家。東京工業大学大学院にて天文学系と経営学系、2つの修士号を持つ。

  • 経営学系(大学院):飛び級で1年間での短期修了
  • 東工大(学部):ほぼ全科目1位飛び級の打診
  • 一橋大(学部):経営戦略論など全て最高評価A
  • 大学受験時:河合塾で数学全国1位(偏差値80)

・ハーバード大学の合格者平均よりも高い学力
・陸上でジュニアオリンピック出場
・芸術のコンクールで県最優秀賞
と、文武芸で結果を出す指導が評価されている。

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