はじめに
カナダのボーディングスクールはアシュブリー・カレッジ、クイーンマーガレットスクール、セントマイケル・ユニバーシティスクール、ピカリン・カレッジ、リドリーカレッジ、ルッソーレイク・カレッジ、ロスセイ・ネザーウッド・スクールなどが有名です。
カナダのボーディングスクールは1800年代後半に開校したところが多く歴史と伝統のあるところが多くなっています。1クラスが15名から18名程度で、アメリカや欧州のボーディングスクールよりも比較的大人数になっているのが特徴といえます。卒業後はカナダやアメリカの大学などに進学される方が多くなっています。
ボーディングスクールへ留学する2つの主な目的は、世界に通用するリーダーとなること、そして、世界中の選りすぐりのエリートとつながること、であることから、1クラスの人数が多いカナダの有名なボーディングスクールに入学できると、「世界の選りすぐりのエリートとつながる」メリットはあります。ただ、注意点もあります。
アシュブリー・カレッジ
アシュブリー・カレッジは1891年にオタワに開校されたボーディングスクールで歴史と伝統があります。世界中の外交官のお子様が多く通っているボーディングスクールです。カナダのボーディングスクールの中でも最も人気のあるスクールですぐに定員が埋まるほどの人気です。生徒数は500名程度で8割以上の方が地元の通学生で1クラスは17名程度と他国のスクールよりも多めになっています。友達を作ったりするには適度な人数かもしれません。男女比はほぼ半々くらいかもしれません。
クイーンマーガレットスクール
クイーンマーガレットスクールは1921年にビクトリア郊外に開校されたボーディングスクールです。今まではずっと女子校だったのですが2018年秋から男女共学になりました。コミュニケーションをつけるという上では女子・男子という枠組みを外して共学にすることはいいことなのかなという気がします。乗馬に力を入れているスクールでカリキュラムにも組み込まれています。生物学やコーチングにも力を入れているスクールです。スクールカウンセラーや看護師も在籍していますので生徒へのフォローはしっかりとしています。1クラス18名とやはり多めです。寮生は100名ほどで希望者だけが入寮できます。また吉祥女子中学高校と姉妹校で交換留学などを行っていますので親近感は出そうです。
セントマイケル・ユニバーシティスクール
セントマイケル・ユニバーシティスクールは1906年にビクトリア市内に開校されたボーディングスクールです。都市部で広大な敷地を有しているのが魅力となっています。個々の生徒の個性や特長を伸ばしていくという指導方針を一貫して行っています。30個近い成長プログラムや土曜も授業を行っているところなど教育に熱心なボーディングスクールといえます。生徒数は1000名ほどで地元通学の方が75％ほどいます。1クラスは16名ほど。クラブ活動はラグビー・バスケットボール・ボートなどが強豪です。カウンセラーを交えた進路相談や大学関係者などがあいさつに頻繁に来るなど進学に力を入れているボーディングスクールです。
ピカリン・カレッジ
ピカリン・カレッジは1842年にトロント郊外に開校したカナダでも最古のボーディングスクールです。年季のある建物がそれを物語ります。生徒総数は400名ほどで園児から高校生までの幅広い世代のお子さんを受け入れています。ボランティアなどの奉仕活動の大事さを伝えていきます。カナダ国内の生徒が多いもののアメリカ・イギリス・フランス・中国などからも多くの生徒が来ています。国際肌を味わうには最適の環境といえそうです。
リドリーカレッジ
リドリーカレッジは1889年にナイヤガラ近くのセント・キャサリンズに開校したボーディングスクールです。国内でも最高水準の教育を行っています。生徒数は650名ほどで男女比はほぼ同数程度です。カナダ国内はもちろんのことアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・キューバ・香港などの生徒が在籍しています。学業にも力を入れていてアメリカの名門大学に進学する方が多くなっています。スポーツや課外活動も盛んになっています。また朝礼でミサ活動を必須にするなど宗教的な側面を重視しているスクールでもあります。校内活動では生徒の中からリーダーを置くことで責任と自覚を持たせていく教育を行っています。
ルッソーレイク・カレッジ
ルッソーレイク・カレッジでは1967年にオンタリオ郊外に開校したボーディングスクールです。開校当初は男子校でしたが1983年に共学校になりました。生徒数100名で1クラスが10名程度とカナダのボーディングスクールの中では小規模で助け合いを大事にした教育を行っています。精神面などの強化をしていくことで自信をつけていきます。また知識をつけることが最大の防御という考え指導は個別が中心になります。学問を追求することそして起業家などの社会で活躍する人材の育成を行っていきます。
ロスセイ・ネザーウッド・スクール
ロスセイ・ネザーウッド・スクールは1877年にアメリカ国境近くのセント・ジョンに開校したボーディングスクールでかなりの歴史があります。生徒数は250程度で1クラスは16名程度を標準的です。思いやりのある人格・行動する勇気・創造力などを身に着けていく教育を行っていきます。サッカー・ホッケー・バスケットボールなどのクラブ活動が有名です。また音楽や演劇などの芸術系を行いたい方にも適したボーディングスクールとなっています。
まとめ
カナダの有名なボーディングスクールをご紹介しました。カナダのボーディングスクールは1800年代後半に開校したところが多く歴史と伝統のあるところが多くなっています。1クラスが15名から18名程度のところが多くなっていますのでアメリカや欧州のスクールよりも1クラスの人数が比較的多めになっているのが特徴といえます。
ボーディングスクールへ留学する2つの主な目的は、人間的に大きく成長すること、そして、世界中の高い志を持つ同世代との人脈を築くこと、であることから、1クラスの人数が多いカナダの有名なボーディングスクールに入学できると、「世界中の高い志を持つ同世代とつながる」メリットはあります。
より大きな成果を手に入れたい方へ
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代表・大貫裕史プロフィール
人財育成の専門家。東京工業大学大学院にて天文学系と経営学系、2つの修士号を持つ。
- 経営学系(大学院)：飛び級で1年間での短期修了
- 東工大(学部)：ほぼ全科目1位、飛び級の打診
- 一橋大(学部)：経営戦略論など全て最高評価A
- 大学受験時：河合塾で数学全国1位（偏差値80）
・ハーバード大学の合格者平均よりも高い学力
・陸上でジュニアオリンピック出場
・芸術のコンクールで県最優秀賞
と、文武芸で結果を出す指導が評価されている。
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