イギリスのボーディングスクールのメリットと注意点まとめ

はじめに

イギリスのボーディングスクールはイートン・カレッジ、ラグビー・スクール、ハロウ・スクール、クライストカレッジ・ブレコンとなっています。イギリスにはボーディングスクールが数百程度あるようですがその中でも有名なボーディングスクールを紹介します。世界の王室、首相、名家の出身のボーディングスクールばかりです。

ボーディングスクールへ留学する2つの主な目的は、世界に通用するリーダーとなること、そして、世界中の選りすぐりのエリートとつながること、であることから、イギリスの有名なボーディングスクールに入学できると、「世界の選りすぐりのエリートとつながる」メリットはあります。ただ、注意点もあります。

イートン・カレッジ

イートンカレッジは1440年ごろにヘンリー6世が設立した私立寄宿舎です。歴代の英国王室・英国首相の多くの方もこのイートンカレッジの卒業生です。また経済学者や哲学者を輩出しています。日本人では徳川家などもこのイートンカレッジを卒業しています。

イートンカレッジは13歳から18歳までの男子校で生徒は全部で1300名程度が在籍しています。学費は年間400万円から450万円程度とボーディングスクールの中ではさほど高い方には入りません。

イートンカレッジでは上級生の成績優秀者に監督に近い身分を付与されます。そこで学内の規則を大きく逸脱する方には自らの権限で罰則を与えることができます。日本でいうと部活動のようなところもあるのかもしれません。

イートンカレッジは主要5科目を最低限学びます。日本の国語にあたる英語・地歴・数学・物理・生物・化学・外国語はフランス語です。その他芸術科目を行っています。体育はゴルフ・水泳・スカッシュ・射撃・フェンシングなどがあります。その他の授業としては礼拝などがあります。欧州はキリスト教などを学びます。

ラグビー・スクール

ラグビースクールは1567年ごろに設立されました。ラグビー発祥のスクールとしても知られています。ラグビーはイギリスが元祖のスポーツで強いですよね。寮での集団生活を通してコミュニティを形成していきます。学費は年500万円程度です。イギリスのボーディングスクールはだいたい年数百万円程度の学費のところが多くなっています。

ラグビースクールもカリキュラムはラグビーだけでなく主要科目・スポーツ・芸術などの授業も行います。また人間性を磨く授業も行っています。

ハロウ・スクール

ハロウスクールは1572年ごろに設立されました。チャーチル元首相、インドの初代首相ジャワハルラール・ネルーさん、ヨルダンのフセイン国王などの出身校となっています。

ハロウスクールは9歳から13歳までのジュニア・14歳から17歳までのシニアに分かれています。1クラスが10名から12名程度の少数精鋭形式で行っていること・1週間の授業時間が15時間から17時間程度と少ないことが特徴となっています。

授業は主要5科目を中心に午後はアフタヌーン・プラスという授業を行っていきます。アフターヌーンプラスはフェンシング・サーカス・スケートボード・ダンス・テニスなどのスポーツ、医学・工学・生物学・獣医学というサイエンス、チームワーク・コミュニケーションといったリーダーシップなどを学びます。それらの中から好きな科目を学ぶことができます。

クライストカレッジ・ブレコン

クライストカレッジ・ブレコンは1541年に設立されたイギリスの名門スクールです。クライストカレッジ・ブレコンは寮生活がメインとなっていますが通学をすることも可能になっています。ラグビーやクリケットなどが有名なスクールとなっています。

クライストカレッジ・ブレコンは他者への深い思いやり・高い倫理観・英国民としての強い意識を備えるような教育をしていきます。また英国民としての強い意識を持たせるような教育をしていきます。福祉の教育にも力を入れています。

まとめ

イギリスで有名なボーディングスクールをご紹介しました。ボーディングスクールへ留学する2つの主な目的は、人間的に大きく成長すること、そして、世界中の高い志を持つ同世代との人脈を築くこと、であることから、イギリスの有名なボーディングスクールに入学できると、「世界中の高い志を持つ同世代とつながる」メリットはあります。

もちろん、ここでご紹介した以外のイギリスのボーディングスクールでも世界中の高い志を持つ同世代とつながれます。